法人が個人版をご利用いただくことにライセンス上の問題はありません。法人版は個人事業主の方を除きお買い求め頂けません。
PC Maticでは、4つの商品をラインナップしています。個人用(コンシューマ用)として発売している「PC Matic」と、法人・マネージドサービス事業者・政府機関での利用を想定している「PC Matic PRO/ PC Matic MSP/PC Matic federal」です。
想定利用者:コンシューマ(個人)、組織内個人
機能:エンドポイントセキュリティ + パソコン快適化
料金体系:年次契約
想定利用者:法人、組織
機能:エンドポイントセキュリティ(EPP,EDR) + 脆弱性管理(ASM) + パソコン快適化 + リモートデスクトップ + クライアント運用管理(RMM) + 稼働監視(要Server CAL)
料金体系:1~10年の最大利用可能台数の年次契約
想定利用者:マネージドサービス事業者経由での法人・組織
機能:エンドポイントセキュリティ(EPP,EDR) + 脆弱性管理(ASM)+ パソコン快適化 + リモートデスクトップ + クライアント運用管理(RMM) + 稼働監視(要Server CAL)
料金体系:毎月 事業者へ直接課金(クレジットカード決済)
想定利用者:政府機関
機能:【オンプレ・クラウド選択可】エンドポイントセキュリティ(EPP,EDR) + 脆弱性管理(ASM)+ パソコン快適化 + リモートデスクトップ + クライアント運用管理(RMM) + 稼働監視(要Server CAL)
料金体系:年次契約
「PC Matic」(個人用)は、一人の管理者が利用することを想定しているため、全ての管理対象パソコンの設定・履歴閲覧等が遠隔より行えます。同一家族、親しい友人であればこのような共有は問題ないと考え、個人用としています。個人事業主、教育機関、団体組織などにおける利用も、PC Matic,Incのライセンスには個人用と記載されておりますが、小規模組織である際は問題ございません。管理対象パソコンは年次版が10台迄。
「PC Matic PRO/MSP」(法人版)は、法人等の組織での利用を想定しており、複数の管理者により運用が可能です。操作やレポートは、すべてブラウザーにて管理ポータルより、包括的に操作を行う仕様です。個人版のような利用者端末側における管理プログラムは提供していません。管理者は対象端末の利用者へ、一部操作権限譲渡や禁止などのきめの細かい権限管理が可能です。
PROは年間ライセンス、MSPは月額利用です。1つのアカウントにて、最低利用端末数は10台からとなっています。最大数の制限はございません。
PROは、台数ディスカウントと複数年ディスカウントをAND条件にてご用意しています。
個人版・法人版は運用面からそれぞれに最適化がなされており、多くの点で操作性や提供機能が異なります。
| 個人版 | 法人版 | |
|---|---|---|
| エンドポイント保護(EPP) | Application Whitelisting保護と業界標準ブラックリスト方式の動作モードを変更可 | 4つのApplication Whitelisting保護方式から厳格なホワイト運用が可能 |
| ヒューリスティックエンジン | 実装 | 実装 |
| EDR | スナップショット、端末内型稼働ログ | スナップショット、クラウド型稼働ログ(3か月保存)、全稼働プロセス制御(検出応答)、ファイルフィンガープリント ダッシュボード、感染疑い警告メール通知 |
| MDR 常時マルウェア検出応答サービス | なし | 端末のみ24時間365日 米国有人監視し、 インシデント検出をメール通知。 日本人によるMDR(検出応答)を別途契約可 |
| グローバル・ホワイトリスト | 1億3千万個以上 登録済 | 1億3千万個以上 登録済 |
| ローカル・ホワイトリスト制御 | ハッシュ値、ファイルパス、スクリプト | ハッシュ値、デジタル署名、スクリプト、ファイルパス |
| ローカル・ホワイトリスト 指定範囲 | アカウント全体、端末 | アカウント全体、グループ、端末 顧客企業(MSP版のみ) |
| 組織内 B/W/Unknown file検索 | なし | 組織内端末の「監査済、未調査、マルウェア、脆弱」の検索ダッシュボードと一括ローカル・ホワイトリスト登録機能装備 |
| 他社EPP併用 | Microsoft Defender以外不可 | 他社法人版のみ併用可能 |
| 脆弱性管理(ASM) | 著名なアプリ自動更新、深刻な脆弱性ファイル起動保留、リモートツールの起動保留 | 著名なアプリ自動更新と更新対象外制御、MITRE CVE該当ファイル制御(通知,阻止)、脆弱性レポート機能、深刻な脆弱性ファイル起動保留、リモートツールの起動保留 |
| 遠隔運用管理(RMM) | パソコン快適化 | パソコン快適化、遠隔コマンドプロンプト、遠隔ファイルマネージャ、管理者用リモートデスクトップ、再起動、電源断、アカウントロック、端末稼働状況レポート、各種レポートPDF送信機能 |
| IT資産管理 | なし | ハードウェア資産管理(HAM)、 ソフトウェア資産管理(SAM) |
| Windows RDP制御 | なし | 接続時間帯制御、接続端末限定、接続ログ |
| 著名アプリ自動更新 (NIST SP 800-40) |
該当アプリ強制更新 | 各アプリ別の更新有無等の詳細な制御可能 |
| ブラウザー保護(詐欺対策) | Edge, Chrome, Firefox | Edge, Chrome, Firefox |
| インストール | ID/Passwordにより各端末へ手作業で導入 | アカウント毎に異なる専用インストーラーで導入。AD連携遠隔導入も可能 |
| アンインストール | 端末にて実施。管理ポータルからは不可 | 管理ポータルより実施。端末からは不可 |
| アカウント | マスターアカウント 1つ | マスターアカウント 1つ。複数の副アカウント毎に機能別のアクセス権限を設定可能 |
| 運用ダッシュボード (管理ポータル) |
Windows用インストーラー兼統合ダッシュボード、通常運用はブラウザーによる操作 | すべてブラウザーによる操作 |
| 管理ポータルへの 2要素認証ログイン |
なし | Google, Microsoft等の2要素アプリ利用可 |
| 契約可能台数 | 年次更新契約 5,10,15,20台、50年契約 5,10台 | 10~数百万台 |
| 対応プラットフォーム | Windows , macOS, Android, iPhone, iPad, ChromeOS | Windows , Windows Server, macOS, Linux |
| 他社EPP,EDRと併用 | 併用不可 | 併用可能 |
| Microsoft Defenderとの2層防御 | レジストリ修正により可能 | 可能 |
| 外部API連携 | なし | あり (Syslog, HCL Bigfix標準装備) |
| マルウェア感染時対応 | 感染有無確認とメールでの回答 | A4 1Pの報告書(無償)。 被害訴訟用詳細報告書(有償) |