PC Maticはアンチウイルスで単体での利用が原則ですが、ファイブアイズと呼ばれる機密情報共有各国のセキュリティ基準において、PC Maticのゼロトラトエンドポイント保護とMicrosoft Defender XDRの併用が、政府調達要件になっていることが多いための処置によるものです。このため特別な理由がない限り、併用していただく必要はありません。
法人版は、Microsoft以外のサードパーティ製の法人版エンドポイント保護製品(EPP)と併用することも可能です。ファイアーウォール装置と併用する必要がある導入済EPPがある際、相手側製品を相互に監査除外指定することで併用が可能です。他社アンチウイルス製品の個人版とは併用できません。(詳細解説)
Windows 7 環境においては、Microsoftより提供されていたMicrosoft Security Essentialsの公開が終了したため、併用可能なものはありません。
Windows 8/8.1 において、共存させることはできません。PC Matic SuperShieldを導入するとWindows defenderは自動的に無効化されます。
Windows 11/10 にて Microsoft Defender セキュリティ対策(無償版)、Microsoft Defender XDRの何れもプライマリ マルウェア対策ソリューションとし、稼働状態をアクティブモード(※)にて利用いただけます。適用手順は以下を参照ください。PC Maticはセカンダリ マルウェア対策ソリューションとして二層目のセキュリティ層としてフル機能稼働します。
Windows 11/10に標準搭載されている Microsoft Defender には、アクティブモードとパッシブモードがあります。
アクティブモードは、Windows に セキュリティソフトが導入されていない際に標準稼働するフル稼働モードです。リアルタイム検知機能やランサムウェア防御機能などWindowsが持つ全てのマルウェア対策機能が稼働します。
パッシブモードモードは、サードパーティ製セキュリティソフトが稼働している際に有効化させることができる稼働モードです。バッチ処理的にパソコン内のファイルにマルウェアがないか、探索させることができます。
Microsoft Sentinelにて利用されるMicrosoft製エンドポイントと、PC Matic 法人版はシームレスに二層のセキュリティ層としてご利用頂けるよう両社協力のもと作成されています。Microsoft Defender for Endpoint等は、アクティブモードにて稼働し、PC Matic 法人版の4つのアプリケーション・ホワイトリスティング方式稼働モードにて、NIST SP 800 - 171に準拠した政府要求基準の高いセキュリティを構築することが可能です。
PC Maticは、Microsoft社と共にアメリカ連邦政府による次世代セキュリティ基準である「ゼロトラストセキュリティ・モデル」の策定を行っています。NISTでの規格制定会員企業内でのコラボレーションやマーケティングが活発であり、Microsoft製品とは親和性よく稼働するよう、特別に設計されています。
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