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「通知」-「セキュリティ」もしくは「SuperShieldログ」からハッシュ値でローカル・ホワイトリスト登録

SuperShieldによって起動阻止されたバイナリー形式のファイルを「通知」もしくは「SuperShieldログ」からお客様自身で登録頂けます。端末への同期には5分程度要します。

大手欧米ソフト会社によるゲームソフトに関しては、ファイルパス指定をご活用ください。

ローカル・ホワイトリストへ登録されたファイルは、即座に起動が可能となります。
管理ポータルより、ライセンス登録されているメールアドレスでログインをします。

【「通知」-「セキュリティ」より登録】

  1. 「通知」-「セキュリティ」タブを選択します。起動阻止されたファイルを確認します。
    「説明」の項目にある「0x」から始まるクリック可能となっているハッシュ値を押し、VirusTotalへ飛び、後述の【ブラック判定を調査する:セカンドオピニオン】を行います。

  2. マルウェアでないと確認された場合は、「アクション」を押して、どのレベルでローカル・ホワイトリストを登録するか指定します。指定したファイルは、即座に端末に適用され起動可能となります。

【「SuperShieldログ」より登録】

  1. 起動阻止されたパソコンを選択し、「SuperShieldログ」タブを選択します。標準設定では、「起動の是非」が「しない」で起動阻止されたアプリケーションが絞込表示されています。

  2. 表示された一覧のチェック印にマウスオーバーすると「検知時」(起動を試みた際の状況)、「現在の監査状況」(クラウド上での現時点での監査判定状況)をご確認いただけます。

  3. 起動阻止され、 「unknown」とされた場合は、未監査ですので、このボタンを押します。

  4. レベルをプルダウンし、該当パソコンのみか、自分が利用する全てのパソコンかを選択して「許可」を押します。自分専用のホワイトリストへ追加され、今後は起動が許可されます。

  5. 「アカウント設定」-「ローカルホワイトリスト」を押して自分専用の「ホワイトリスト管理」画面を表示します。

  6. 「ローカルホワイトリスト」に先程追加したアプリケーションのハッシュ部分をクリックすると、セカンドオピニオンとして利用を推奨している「VirusTotal」の該当ファイルに関するページへ直接アクセスされます。

  7. 【ブラック判定を調査する:セカンドオピニオン】

  8. 他社セキュリティソフトがどのように分類しているかを調べます。「DETECTION」の項目にセキュリティ各社がどのように判定しているかが表示されます。

    VirusTotalに参加しているセキュリティエンジンはNIST CMMC 標準レベルであるため、セキュリティ上の欠陥(脆弱性)は赤色で表示しません。サイバー攻撃ではセキュリティ上の欠陥を突いてパソコン内に侵入するため、セキュリティ上の欠陥を抱えているアプリケーション利用には危険が伴います。

    PC Maticのマルウェア分析は、NIST ゼロトラスト・セキュリティモデルにて分類を行うため、セキュリティ上の深刻な欠陥を抱えるアプリケーションは起動許可されません。

    赤色で表示された場合は、ウイルスであり実行すると危険なことがわかります。深刻なマルウェアでない場合、ほぼ全てのエンジンが緑色の健全である「undetected」と判定されます。

    3つ以上のエンジンが赤色表示している場合は、セキュリティ上の欠陥、もしくは高度なマルウェアを含む可能性があります。「ローカルホワイトリスト」のリストから削除ください

    「アカウント設定」-「ローカルホワイトリスト」を押して自分専用の「ホワイトリスト管理」画面を表示します。

    右枠を選択すると上に赤色で「ごみ箱」アイコンが現れます。押すことで起動許可したハッシュ値の情報が削除され、端末からリアルタイムでホワイトリストが解除されます。

  9. DETAILS」タブでは、どのWindows APIをコールしているか、読み込んだdllやプログラムに記載されている情報などが詳細に表示され、どのようなものであったかを把握するのに役立ちます。

    History:の項目で、「First Submission」と記載されている日時が、このファイルが一番最初にVirusTotalにアップロードされた日付です。2009年以前のものはMicrosoftのコンバイラーに起因するセキュリティ上の欠陥を抱えています。

  10. BEHAVIOR」タブでは、Mitre ATT&CK Tactics and Techniquesなどによる、過去のサイバー攻撃に関する手法が組み込まれているファイルであるかの確認が行えます。

    Activity Summaryに警告がでているものは、マルウェアの危険性があります。 「Activity Summary」にて、過去マルウェアが利用したハッキング手法に該当するものが、この実行ファイルに含まれている場合は表示されます。

    下記事例では、Mitre SignatureにHIGHが1件含まれていますが、1件でもHIGHの扱いがあった場合は、マルウェアの可能性が高いと言えます。ブラックリストへ追加ください。Sigma Rulesも注意が必要です。

    Dropped Filesは、展開されたファイルの情報になりますが、マルウェア展開されるとここに警告が表示されます。警告された場合は、マルウェアを展開するローダーという種類のマルウェアである可能性があります。

    Network commsには、悪意あると識別されている既知のC&Cサーバー(マルウェアを展開させるなど実行指示をさせるサーバー)との通信があるかを警告します。

  11. RELATIONS」タブでは、通信先のDNSアドレス・IPアドレス、そして生成されたファイルが表示されます。

    Contacted Domains:は、通信先のドメイン名で、赤色に表示されているドメイン名があれば、そこをクリックすると、どのセキュリティソフトが悪意あるドメインに指定しているかを知ることができます。

    Contacted IP addresses:の項目で、赤色に表示されているIPアドレスがあれば、そのIPアドレスをクリックすると、どのセキュリティソフトが悪意あるIPアドレスであると指定しているか知ることができます。

マルウェア分析官による判定をお待ちください

「未知」はマルウェア分析官によりグローバルリストへ追加されるまでお待ちください。自作アプリケーションの場合は、前述の方法でローカル・ホワイトリストへ追加することで即座に起動できます。フリーソフトウェアなど第三者が作成したアプリをリストへ追加するとウイルス感染リスクがあります。
早急に利用する必要がある業務系アプリケーションの場合は、一時的にブラックリスト保護モードへ切り換えてご利用ください。

ブラックリスト保護への切換

【法人版のみ】自社開発アプリケーションで、デジタル署名を用いて運用している場合は、デジタル署名を用いて包括的なローカル・ホワイトリスト登録が可能です。これにより起動は阻止されなくなります。

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