PC Maticでは、MD5やSHA-256と呼ばれるファイルの128ビットハッシュ値を用いて個々のファイルを識別しています。同一のアプリケーションであっても、バージョンの違いによってハッシュ値は異なりますので、異なるアプリケーションとして再度デジタルフォレンジックが必要となります。
以前、善良で有用なアプリケーションであったとしても、バージョンアップの際にウイルスや諜報活動を行うコードを組み込むケースが多くあり、バージョンアップであっても慎重に監査を行う必要があります。PC Maticでは、バージョンアップの際にはソースコードスキャニングが可能である場合は、追加されたソースコードを抽出し、過去ウイルスなどに用いられたコードであるかを効率的に判定するロジックが、クラウド上の監査アルゴリズムに組み込まれています。これは人工知能による判定が得意とする分野です。
以前ローカル・ホワイトリストへ登録していたアプリケーションがバージョンアップした場合、ハッシュ値が異なるため再度登録が必要となります。
アプリケーションの起動が阻止される端末がオフラインの際は、ローカル・ホワイトリストを取得できませんのでインターネット回線へ接続してください。
法人版には「ローカルリストの再取得」と「SuperShield(EPP)」>「SuperShield再起動」ボタンがありますので、端末がオンラインの際に押してリフレッシュしてみてください。
ファイアウォール装置のIPSによって防御されている場合は、PC MaticサーバのIPアドレスをファイアウォール装置にて、除外指定する必要があります。
PC Maticサーバ IPアドレスWindows 7/ 8の場合は、暗号通信 SHA-256およびTLS 1.2の適用が必要となります。未適用の場合、本症状が発生致します。
SHA-2 (SHA-256) とTLS 1.2 戻る