法人版は、他社法人版エンドポイント保護製品と併用可能です。多層保護が実現します。(他社個人向け製品NG)
PC Maticに限らず一般論として、マイクロソフト認定アンチウイルスエンジン(AVエンジン)を複数導入すると、別のセキュリティソフトの挙動をウイルスと誤検知することやフックに起因した深刻なファイル取得の競合により、片方もしくは両方のセキュリティソフトが正常に稼働しません。PC Matic統合ダッシュボードは、他社セキュリティソフトが稼働している状態では正常に稼働しないことが確認されています。
競合せず稼働しているように見える際も、Windowsの仕様によりAVエンジンが端末を守る上で必要な、OS起動の際のAVエンジン優先起動権が交互にしか付与されません。このため、どちらかのAVエンジンが検出しないマルウェアは実行されるため、1つの製品を導入した場合よりも保護性能が下がります。
また、一部のセキュリティソフトはアンインストールを行っても、AVエンジンが稼働し続けることが確認されています。他社セキュリティソフトのサービスが稼働した状態では、PC MaticのAVエンジンは正常に稼働致しません。PC Maticのスキャン結果の、「サービス一覧」にて、他社セキュリティソフトのサービスが稼働し続けていないかご確認ください。
PC MaticのAVエンジンは、ホワイトリスト方式でありながら、既存製品と遜色のない使い勝手であるため、Microsoftより唯一認定を受けています。本エンジンはゼロトラトセキュリティモデルに準拠した新方式を採用しており、一般的なセキュリティソフトと同じ感覚でご利用いただける製品です。セキュリティ上の欠陥を持つフリーソフトウェアなどを利用しない限り、アプリケーションが起動阻止される場面には、ほとんど遭遇することはないかもしれません。
個人版では隠し機能により、Microsoft Defenderとの併用が可能です。法人版では、管理ポータルより併用の選択が可能です。これは、アメリカ政府機関と民間企業24社によるゼロトラト・セキュリティモデルを共に開発しているMicrosoft社との相互アライアンスによるものです。
ゼロトラスト設計に基づく、PC Matic社が9つの特許を保有するアプリケーション・ホワイトリスティング方式という新方式を採用しており、他社セキュリティソフトとの併用を前提としている旧来のホワイトリスト方式によるセキュリティ製品とは、製品特性が異なりますのでご注意ください。
2つのセキュリティソフトを導入した際の動作
Windows 11/10では、Windowsが起動のたびにトグルにてどちらかを優先的なセキュリティソフトとして起動させる仕様のようです。優先起動したセキュリティソフトが、セカンダリ起動したセキュリティソフトを邪魔する形になります。またうまく起動できたように見えても、マルウェア起動を阻止するフック処理が二重にはならず、優先起動されたセキュリティソフトのみフックが可能です。
このため、複数のセキュリティソフトを導入した場合、マルウェア検出できなかったエンジンによって、マルウェア感染がなされます。こちらの日本国内で入手可能なAVエンジンマルウェア検出チャートにて、「0」となっているマルウェアは実行されるため、ひとつのAVエンジンを実装した場合より、マルウェア耐性が弱くなることを視覚的にご理解頂けますので、ご参照ください。
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