またこうした機能がポートを無条件に塞ぐことは、複合機が持つ「Scan to PC」にトラブルをもたらすなど、同一ネットワーク内のPtoP利用に大きな支障をきたします。昨今では、家庭用の無線LANルータにも不正侵入防止機能(ファイアウォール)が装備されており、利用形態は変化してきました。ほとんどの法人版セキュリティソフトに、パーソナルファイアウォール機能がないのは、このためです。
必要な通信は許可し、不必要な通信は拒絶する。利便性とセキュリティの基本です。アプリケーション自動更新機能と、全件事前デジタルフォレンジックの実施を用いて防御しています。これは新しい概念です。これによりセキュリティソフトを導入したことによる通信不良トラブルを極力回避し、1ミリ秒でも速い通信を実現しています。そして、不正侵入および不正外部通信に対して強くなっています。この成果は、PC Magazineなど、様々な第三者評価機関で実証されています。
仕組みとしては、Webサービスに利用されるクラウド事業者によるVPSサービスと類似しています。一般的にはファイアウォール装置がない状態でWebサービスがなされていますが、定期的なセキュリティ上の欠陥を検査し、最新版のへの更新でセキュリティ上の欠陥をなくすことで安全に運用されています。
PC Maticは、以下の4つの項目で侵入に対し多層保護しています。
PC Maticは、「侵入経路となるセキュリティ上の欠陥を根本から絶ち、パソコン性能を落とさない」というコンセプトで設計されています。このため悪意ある者に悪用されやすい、著名アプリケーションやドライバをPC Maticが自動更新することで、セキュリティ上の欠陥を排除(脆弱性対策)しています。
また、PC Matic SuperShieldは、アプリケーション・ホワイトリスティング方式を採用し、アプリケーションの素性(用途、開発元存在確認)をクラウド上で多面的に調査した上でホワイトリストへ追加しています。目的外の通信を行っているアプリケーションはスパイウェアの可能性があるとして、グレー判定またはブラックリストに追加されます。このため、悪質なアプリケーションが不用意な通信を送受信するこが困難になっています。長い経験を持つマルウェア分析官の手により、ひとつひとつ新種マルウェアかもしれないと疑いデジタルフォレンジックを行っています。
Windows標準のファイアウォール機能は、一般セキュリティ製品と遜色のない機能を有していますが、PC Maticはこれを私たちの知見で機能強化しています。Windows標準ファイアウォールであるため、パソコン性能に影響を与えることなく高速で動作します。
Windows標準のファイアウォール機能の設定変更が必要な場合は、スタートメニューの「Windows管理ツール」-「Windowsファイアウォール」で、設定できます。
PC Maticは、8割の添付メール経由以外の侵入経路としてある「ブラウザ経由の侵入」へ対処しています。ブラウザの自動更新機能はもちろんのこと、Firefox, Google Chromeへの広告ブロック機能、不正スクリプト阻止機能を用いて侵入を防いでいます。広告が表示されないことで、モバイル環境においても通信量削減・快適さとセキュリティ向上の一石二鳥を手に入れることができます。
PC Maticは、著名アプリケーションの自動更新機能で、セキュリティホールをすぐに塞ぎ、侵入経路を絶ちます。また万が一侵入されても発病させない事が大切です。ホワイトリスト方式のエンドポイントセキュリティで起動を阻止します。こうして何重にも防御壁を作ることで高い防御率を実現しています。(=軍における防衛ラインと同一の考え方)
PC Maticでも他セキュリティ対策ソフトと同様にパソコンへの侵入を許してしまうこともあるかもしれませんが、その場合でもアプリケーション・ホワイトリスティング方式により、善良と確認されていないコードはPC Matic SuperShieldがデフォルト拒否により実行を阻止するため、他社製品にはない安心安全をもたらします。クリーンルームのような安全な環境を提供しています。
米パソコン雑誌 PC Magazineのリードセキュリティアナリスト、Neil Rubenking氏は、テスト期間内に送信されてくる電子メール内の不正なURLをクリックし、ウイルス感染するかの調査を長期間行っています。同氏による「セキュリティ製品による悪質URL防御力テスト」の結果が2017年9月に発表され、PC Matic SuperShieldがトップスコアを記録しました。同氏は、「PC Maticは100.0%のスコアで競合を引き離しました」 とコメントしています。