時限爆弾ソフトウェアは、他のタイプのマルウェアと同様に、倫理的な方法と非倫理的な方法で使用されることがあります。当初、時限爆弾はフリーソフトウェアに仕込まれ、あらかじめ決められた時間だけソフトウェアを試用した後、無効化され、支払いを要求されるというものでした。しかしこのアイデアは、いまではマルウェアやランサムウェアが、数秒以内に起動の是非を求められる、従来のセキュリティ・ソリューションからの検出を回避するために使われています。
この手法を用いると、マルウェアはシステム上に配置され、ソフトウェア自体またはサイバー犯罪者によって手動で起動されるまで、一定期間休眠状態に置かれることになります。端末内のローカルに居座って悪さをしないことで、マルウェアに従来のアンチウィルス製品を欺いて、悪いアプリケーションではないと思わせることができるのです。
PC Maticは、実行時に常に未知のアプリケーションをブロックすることで、時限爆弾マルウェアやランサムウェアを防ぎます。 アプリケーション・ホワイトリスティング方式をご参照ください。端末内でどれだけ長く休眠していても、実行しようとするまで確認せず、その時点で未監査であり『不明』と見なします。これにより、どれだけ長く寝かせておくようにプログラムされていても、悪意ある行動が許可されることはありません。