ウイルスとワームは、どちらもパソコンに感染させるために同様のアプローチを採るため、しばしば相互に交換される用語です。ウイルスもワームも、一度マシンで実行されると自己複製を行うため、追跡や除去が困難となります。このため、従来のウイルス対策ソフトは、複製されるたびにブラックリストにない新しいファイルに見えて検出を回避されてしまい、セキュリティ対策ソフトを打ち負かすことがありました。トロイの木馬は、こうした従来のブラックリスト型セキュリティソフトの弱点を利用しています。
トロイの木馬は、自身を正規のソフトウェアに見せかけたり、正規のソフトウェアの中に潜り込んで、ウイルス対策ソフトを欺いて、未知のソフトウェアであるにもかかわらず実行を許可させようとするのです。
PC Maticは、グローバル・ホワイトリストとデフォルト拒否のアプローチを利用することで、3種類の攻撃全てを防ぎます。ウイルスやワームが実行され、複製を開始する前に、PC Maticはそれを未知のものとして認識し、その試みをブロックします。トロイの木馬や悪意のあるスクリプトも、当社のマルウェア分析官がそのファイルを未監査である場合、それは実行前に『未知』のものとして起動阻止され、例えAppleやMicrosoft、その他のソフトウェアベンダーなどの正当な名前を装っていたとしても、起動阻止されます。