ポリモーフィック型ウイルスは、従来のセキュリティ・ソフトウェアに検出されない、あるいは未知の脅威であり続けることを目的に、端末上で実行しようとするたびにコードを自己改変するマルウェアの一種です。従来の大半のセキュリティソフトウェアはAI型やEDR、NGAVであっても過去の知見に基づくブラックリスト技術を基本としているため、ブラックリスト内にある既知の脅威を常に参考として、利用者の安全を守るために起動阻止しています。しかし、ポリモーフィック型ウイルスは、実行するたびに自身のコードを変更し、新しいものに見せかけるよう自己改変し続けます。
このため、ブラックリストベースのアンチウイルスは、ヒューリスティックエンジンを実装していても、常に変化する脅威を打ち負かすのに、充分に対抗できる速度で定義ファイルを更新することができないため、感染を許してしまいます。ポリモーフィックの脅威は、1990年代初頭までさかのぼり、今日でもサイバー犯罪者の間では人気のある攻撃形態となっています。
PC Maticは、コンピュータのセキュリティにホワイトリストのアプローチを使用して、ポリモーフィックによる脅威を防止します。これは、悪いとわかっているものだけを起動阻止するのではなく、マルウェア分析官による手作業でのデジタルフォレンジックを経ていない、未知のアプリケーションを含む、良いとはわからないもの全てを起動阻止することを意味します。ポリモーフィックウィルスが自身を変化させても、それを未知のものと見なし、実行を拒否し続けるので、あなたのパソコンを安全に保つことができるのです。