昨今、Microsoft Officeファイルに含まれるマクロなどを用いたサイバー攻撃が急増しています。これらに対処すべく、PC Maticを含め、Office専用のAV監査エンジンを実装している一部のセキュリティソフトでは、Office専用の監査エンジンを実装し、二重の保護を実現しています。(クラッシュしない製品はOffice用強化エンジンを非実装)
Microsoftでも、こうしたサイバー攻撃に対処すべく、各Office製品にセキュリティエンジンを実装したため、Office専用マルウェア監査エンジンを実装しているセキュリティソフトにおいて、フックの競合が発生し、エンジンがクラッシュする事象が発生しています。
クラッシュが発生した際は、該当ファイルにマルウェアが含まれているか監査に失敗しますが、本エンジンは正常に稼働しており、保護に問題はございません。
現在本事象は、Microsoft 365のサブスクリプション契約をしているリリースにて確認されていますが、永続版でも発生する可能性があります。
この事象につき、セキュリティベンダーとMicrosoftの間で話し合いがもたれ、Microsoft側にて競合回避処理をとることとなりましたので、近日中に事象が発生しなくなる予定です。競合発生当初より、現時点においてはクラッシュ発生確率がOffice改版の度に減少してきています。
戻る